大人のための子どもの本の読書会

向島こひつじ書房が主宰する読書会ブログ

2016年「クリスマス絵本の読書会」で集まった本

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今年の絵本の読書会で集まった本を紹介します。クリスマスの季節に合わせた絵本が多いのはこの会ならではの楽しみです。今回は動物ものが多めでした。

ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

こひつじも、これは大好き。初めて読んだとき、じんわり涙。小学生への読み語り会で読んだときには、みんなじっと耳を傾けてくれましたっけ。

さいごのこいぬ

さいごのこいぬ

 

こひつじが今、パピーウォーカーのボランティアをしていることにちなんで、相棒のオオグリとしょかんさんは、犬絵本を持ってきてくださいました。我が家にいる盲導犬パピー・ベンジーも末っ子。そういえば、12年間暮らしたボーダーコリーのメルも、最後まで引き取り手のなかった「さいごのこいぬ」でした。

北海道で乳牛を育てている農家さんと乳牛の暮らしの一年を追った写真絵本。さすがに写真がいいです。こういうジャンルは、自分ではなかなか選べないのですけれど、紹介してもらえると興味がわきますよね。

チェブラーシカ (おひさまのほん)

チェブラーシカ (おひさまのほん)

 

チェブラーシカって、何者 ? 衝撃の事実が次々と。箱詰めされてロシアに送られたのですって。

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

 

 絵本って、やっばり絵のチカラが何より大切だな、と感じさせてくれる絵本です。

かぜ フーホッホ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

かぜ フーホッホ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

 

 これも、絵がいいです。風がね、本の中から吹いてくるんです。

BとIとRとD

BとIとRとD

 

 酒井駒子さんですから、もう文句なく。絵のチカラには脱帽。こひつじも何冊か持っています。『くまとやまねこ』の最後、モノクロに紅色が差すあのページ、心をわしづかみされましたっけ。

赤い蝋燭と人魚

赤い蝋燭と人魚

 

 素晴らしい絵本ですが、こひつじはこのお話、ちょっと怖くてどきどき。

しげちゃん (読みきかせ大型絵本)

しげちゃん (読みきかせ大型絵本)

 

 女優の室井滋さんの自伝的絵本。

おひるねじかんにまたどうぞ (えほんらんど 1)

おひるねじかんにまたどうぞ (えほんらんど 1)

 

『わたしのワンピース』で有名な西巻さんの絵本。おひるねの時間が苦手な女の子が、保育園を抜け出して出会ったものは ?

はやくあいたいな

はやくあいたいな

 

 やっぱり五味さん。はずせませんよね。

賢者のおくりもの

賢者のおくりもの

 

ツヴェルガーです。こひつじの大好きな。クリスマスの定番絵本てすが、なんであんなにまで短髪にするんだろうという話で盛り上がりました。ボブでもよくない ?!  紹介くださった方は、なんと、読書会にいらっしゃる直前、2年間伸ばしたロングヘアをばっさり。ヘアドーネーションを美容院でされてきたのだとか。タイムリーな選書です。

クリスマスのおくりもの

クリスマスのおくりもの

 

これ、こひつじも持っています。とぼけた感じのサンタさん。でも、じつはすごい忍耐力と行動力。交渉力もさすが。トナカイの表情も最高です。くすくす笑えるあの感じが、バーニンガム。

セレスティーヌのクリスマス     くまのアーネストおじさん

セレスティーヌのクリスマス くまのアーネストおじさん

 

 

ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス

ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス

 

この2冊のクリスマス絵本は、かつて娘さんと読んだ本だとか。紹介してくださったのはパパさんですよ。幸せな時間をお裾分けいただいた気分。

こおり (たくさんのふしぎ傑作集)

こおり (たくさんのふしぎ傑作集)

 

 今回、こひつじが気に入った一冊です。たくさんのふしぎシリーズは、面白いものが多いですね。こひつじの元相棒、こすみ図書もこのシリーズ好きでした。

あくたれラルフ

あくたれラルフ

  • 作者: ジャックガントス,ニコールルーベル,Jack Gantos,Nicole Rubel,いしいももこ
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1995/01
  • メディア: 大型本
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ここからはこひつじの紹介した絵本です。いしいももこさんの訳「あくたれ」が最高! あくたれぶりもいいですが、サーカスに売られてめそめそするところもいいんです。そして、最後の場面。エビの誘惑には負ける。笑えます。

おばあちゃんのはこぶね

おばあちゃんのはこぶね

 

大好きなゴフスタイン。今年はこれを選びました。こひつじのツボにはまったのは、部屋の奥から聞こえてくるお父さんの声。絵本で確かめてください。

天のおくりもの

天のおくりもの

 

 ひつじアイテム好きなので、ひつじが登場する絵本は気になってしまいます。今年はこれを買いました。スペインの絵本。暖かい部屋で、ぽーっとしながら読みたくなります。

ずどんと いっぱつ―すていぬシンプ だいかつやく

ずどんと いっぱつ―すていぬシンプ だいかつやく

 

バーニンガムの描く犬は、ブサイクで人からは見向きもされないんですけれど、じつは。。。みたいなところがツボにはまります。

ぶどう酒びんのふしぎな旅

ぶどう酒びんのふしぎな旅

 

これはいただいた絵本です。アンデルセンらしいお話。緻密な藤城清治さんの影絵。最初に出した絵本を、60年ぶりに書き直しての出版だとか。切なくも美しい絵本。久しぶりに読み直してみたら、良い良い。おすすめ。