大人のための子どもの本の読書会

向島こひつじ書房が主宰する読書会ブログ

『ぽっぺん先生の日曜日』読書会、参加者募集中

お待たせしました。今年最初の読書会は、ぽっぺん先生の登場です。ぽっぺん先生の不思議ワールドを味わうのにぴったりの場を見つけました。下町の路地をくねくねと曲がった先に佇むyahiro8さん、大きな梁と土間が印象的な空間です。床に座りこんで、のんびり語り合いたいと思っています。特別な時間をごいっしょに過ごしてみませんか。

 

日時:2017年4月2日(日)16:00pm〜18:00pm

会場: yahiro8(墨田区八広4-10-1) アクセス:京成押上線八広駅より徒歩8分。

参加費:1200円(茶菓付き)

持ち物:『ぽっぺん先生の日曜日』をお持ち下さい。

参加条件:課題図書を一冊、当日までに読んでこられること。

課題図書:『ぽっぺん先生の日曜日』舟崎克彦

ぽっぺん先生の日曜日 (岩波少年文庫)

ぽっぺん先生の日曜日 (岩波少年文庫)

 

 

✳︎会場: yahiro8について

出会い、つながり、何かが生まれる、下町のアートスペース。

下記のリンクからお読みください。

 

参加ご希望の方は、booksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(なるべく当日、連絡可能な電話番号)

を明記の上、ご連絡下さい。折り返し、返信のメールを差し上げます。

 

 

アルファベット絵本 ABC

みなさん、2017年もこひつじぐりのりの読書会をよろしくお願いします。

1月、吉田新一先生の講演会に行ってきました。『アメリカの絵本』(朝倉書店) 出版記念の催しでした。会場は銀座の教文館。「アメリカの絵本」とは広範囲な題なので、どのような話になるのだろうと思っていたところ、アルファベット絵本に特化した内容でした。このひねり具合がたまりません。あまり関心のないジャンルでしたが、新しい扉を開いていただき、時間を見つけながら実際に絵本に触れていこうと思ったこひつじです。

吉田先生が取り上げた作品を並べておきます。いつか読む日のために。ただ、調べてみると、アマゾンで扱っていないものも多く、ご紹介していただいたものの一部に過ぎません。

(ざっくりと年代順になっています )

ABC Book

ABC Book

 

 木版画の美しさ。動物アルファベットの古典的な良書。

Ape in a Cape: An Alphabet of Odd Animals

Ape in a Cape: An Alphabet of Odd Animals

 

 韻を踏んだテキスト。

Animal ABC (Big Little Golden Book)

Animal ABC (Big Little Golden Book)

『しろいうさぎくろいうさぎ』のガース・ウィリアムズの動物 ABC。小さなうさぎのカットが全編に入って彩りを添えています。
Bruno Munari's ABC

Bruno Munari's ABC

 

 複数の名詞が登場。

All Butterflies: An ABC

All Butterflies: An ABC

 

 AB、CD、EF、とアルファベット二つずつでテキストが作られている楽しさ。『3びきのがらがらどん』の著者。こひつじはこれがいちばん気に入りました。

Alligators All Around: An Alphabet (The Nutshell Library)

Alligators All Around: An Alphabet (The Nutshell Library)

 

 センダック !

Abc Bunny (Fesler-Lampert Minnesota Heritage): Newbery Honor Book, 1934

Abc Bunny (Fesler-Lampert Minnesota Heritage): Newbery Honor Book, 1934

 

『100まんびきのねこ』のワンダ・ガアグらしく、黒が効いています。

Sleepy ABC

Sleepy ABC

 

マーガレット・ワイズ・ブラウンの眠らせ絵本のひとつ。アルファベットを読み聞かせながら、ぐっすり。

A. for Ark

A. for Ark

 

 ノアの箱船に入る動物たちの順番を用いています。

 ドクター・スースー。 

ABCの本―へそまがりのアルファベット

ABCの本―へそまがりのアルファベット

 

安野さんのこの本は、日本とイギリスで同時発売されたそうです。周りの唐草模様は、アルファベットを使った隠し絵に。アルファベットの文字の形そのものに着目したところが、世界をうならせたそうですよ。こひつじもこの本は大好き。

 

講演は、ルイスのこんなことばから始まりました。「大人になって読む価値のない子どもの本は、子どもにとっても読む価値のない本だ」。厳しいと思われますか ? 正論過ぎますか ? こひつじは、ルイスのこういうきっぱりした物言いは大好きです。

ABC絵本は、本来、子どもがことばを覚えるためのものです。時代が進むにつれて、子どもがどこかに置いてかれて、デザイン先行のものが目立つようになる傾向が見られます。いわば、デザイナーの自己満足では ? と考えさせられることばをたくさんいただきました。子どもに阿るのではなく、子ども不在ではなく、子どもを中心に据えて子どものための本を作る。この初心は、時代が変わっても変わらない真理だと感じます。

アメリカにおけるアルファベット絵本の大きな流れとしては、見開きで、片側がアルファベット1文字、もう片側がその文字を使った絵というパターンから始まります。つまり、ことば、物、(例/a、appleのように名詞)の順序で進行します。写真のような絵、そして、ポスター美術の影響を受けた木版画の美しいものが登場します。テキストは、ひとつの文字に対して、複数のことばが扱われていきます。映像時代にふさわしく、子どもの視線が横に流れていく作りも取り入れられます。こうなると、名詞だけではなく、AからZの順で、動詞で進行します。全体がひとつの統一された物語になるようにテキストと絵が組まれたり(例/ A is Apple Pie. そのApple Pieが、最後にどうなるか ?)、韻を踏んだり (例/ Fox is Box.)、わらべうたを取り入れるものも多くあります。また、隠し絵の工夫によって、繰り返し読んだり、丹念に見る絵本ならではの楽しみを教えてくれます。

忘れないうちにと思って、うかがったお話の筋の筋だけをまとめて書いてみました。 恥ずかしながらこひつじは、紹介していただいた絵本の中で、実際に読んだことがあるのは3冊だけでした。去年の夏頃か、下落合にある「God  Bless you」という手芸カフェにたまたま入ったとき、センダックの『アメリカワニです、こんにちは』という豆本を棚から見つけて読みました。エルダーフラワーのアイスハーブティーの爽やかな味と、センダックのユーモアが、こころをほぐしてくれた時間でした。今回の吉田先生のおすすめ本に加えられていました。図書館用に大きめの装丁も出ているようです。日本語でも読めますのでご紹介しておきます。

アメリカワニです、こんにちは

アメリカワニです、こんにちは

 

 

 

2016年「クリスマス絵本の読書会」で集まった本

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今年の絵本の読書会で集まった本を紹介します。クリスマスの季節に合わせた絵本が多いのはこの会ならではの楽しみです。今回は動物ものが多めでした。

ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

こひつじも、これは大好き。初めて読んだとき、じんわり涙。小学生への読み語り会で読んだときには、みんなじっと耳を傾けてくれましたっけ。

さいごのこいぬ

さいごのこいぬ

 

こひつじが今、パピーウォーカーのボランティアをしていることにちなんで、相棒のオオグリとしょかんさんは、犬絵本を持ってきてくださいました。我が家にいる盲導犬パピー・ベンジーも末っ子。そういえば、12年間暮らしたボーダーコリーのメルも、最後まで引き取り手のなかった「さいごのこいぬ」でした。

北海道で乳牛を育てている農家さんと乳牛の暮らしの一年を追った写真絵本。さすがに写真がいいです。こういうジャンルは、自分ではなかなか選べないのですけれど、紹介してもらえると興味がわきますよね。

チェブラーシカ (おひさまのほん)

チェブラーシカ (おひさまのほん)

 

チェブラーシカって、何者 ? 衝撃の事実が次々と。箱詰めされてロシアに送られたのですって。

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

もりのてがみ (こどものとも傑作集)

 

 絵本って、やっばり絵のチカラが何より大切だな、と感じさせてくれる絵本です。

かぜ フーホッホ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

かぜ フーホッホ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

 

 これも、絵がいいです。風がね、本の中から吹いてくるんです。

BとIとRとD

BとIとRとD

 

 酒井駒子さんですから、もう文句なく。絵のチカラには脱帽。こひつじも何冊か持っています。『くまとやまねこ』の最後、モノクロに紅色が差すあのページ、心をわしづかみされましたっけ。

赤い蝋燭と人魚

赤い蝋燭と人魚

 

 素晴らしい絵本ですが、こひつじはこのお話、ちょっと怖くてどきどき。

しげちゃん (読みきかせ大型絵本)

しげちゃん (読みきかせ大型絵本)

 

 女優の室井滋さんの自伝的絵本。

おひるねじかんにまたどうぞ (えほんらんど 1)

おひるねじかんにまたどうぞ (えほんらんど 1)

 

『わたしのワンピース』で有名な西巻さんの絵本。おひるねの時間が苦手な女の子が、保育園を抜け出して出会ったものは ?

はやくあいたいな

はやくあいたいな

 

 やっぱり五味さん。はずせませんよね。

賢者のおくりもの

賢者のおくりもの

 

ツヴェルガーです。こひつじの大好きな。クリスマスの定番絵本てすが、なんであんなにまで短髪にするんだろうという話で盛り上がりました。ボブでもよくない ?!  紹介くださった方は、なんと、読書会にいらっしゃる直前、2年間伸ばしたロングヘアをばっさり。ヘアドーネーションを美容院でされてきたのだとか。タイムリーな選書です。

クリスマスのおくりもの

クリスマスのおくりもの

 

これ、こひつじも持っています。とぼけた感じのサンタさん。でも、じつはすごい忍耐力と行動力。交渉力もさすが。トナカイの表情も最高です。くすくす笑えるあの感じが、バーニンガム。

セレスティーヌのクリスマス     くまのアーネストおじさん

セレスティーヌのクリスマス くまのアーネストおじさん

 

 

ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス

ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス

 

この2冊のクリスマス絵本は、かつて娘さんと読んだ本だとか。紹介してくださったのはパパさんですよ。幸せな時間をお裾分けいただいた気分。

こおり (たくさんのふしぎ傑作集)

こおり (たくさんのふしぎ傑作集)

 

 今回、こひつじが気に入った一冊です。たくさんのふしぎシリーズは、面白いものが多いですね。こひつじの元相棒、こすみ図書もこのシリーズ好きでした。

あくたれラルフ

あくたれラルフ

  • 作者: ジャックガントス,ニコールルーベル,Jack Gantos,Nicole Rubel,いしいももこ
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1995/01
  • メディア: 大型本
  • クリック: 13回
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ここからはこひつじの紹介した絵本です。いしいももこさんの訳「あくたれ」が最高! あくたれぶりもいいですが、サーカスに売られてめそめそするところもいいんです。そして、最後の場面。エビの誘惑には負ける。笑えます。

おばあちゃんのはこぶね

おばあちゃんのはこぶね

 

大好きなゴフスタイン。今年はこれを選びました。こひつじのツボにはまったのは、部屋の奥から聞こえてくるお父さんの声。絵本で確かめてください。

天のおくりもの

天のおくりもの

 

 ひつじアイテム好きなので、ひつじが登場する絵本は気になってしまいます。今年はこれを買いました。スペインの絵本。暖かい部屋で、ぽーっとしながら読みたくなります。

ずどんと いっぱつ―すていぬシンプ だいかつやく

ずどんと いっぱつ―すていぬシンプ だいかつやく

 

バーニンガムの描く犬は、ブサイクで人からは見向きもされないんですけれど、じつは。。。みたいなところがツボにはまります。

ぶどう酒びんのふしぎな旅

ぶどう酒びんのふしぎな旅

 

これはいただいた絵本です。アンデルセンらしいお話。緻密な藤城清治さんの影絵。最初に出した絵本を、60年ぶりに書き直しての出版だとか。切なくも美しい絵本。久しぶりに読み直してみたら、良い良い。おすすめ。

12月4日(日)「絵本とごはんのクリスマス読書会」のご案内

クリスマスの恒例となっている、絵本持ち寄り読書会を、今年も開きます。好きな絵本を持ち寄って、おすすめどころを紹介したり、ときには読み聞かせも。ゆるりと語り合うこの時間は、毎回、大好評です。 おにぎりやパン、あるいはおかずもの、お菓子や果物など、 一品軽食をお持ち寄りください。手作りではなくて大丈夫。4、5人分が目安です。

 

満員御礼 ! 締め切りました。

・日時/2016年12月4日(日)17:00〜19:00 

・自分の好きな絵本を持ち寄って紹介し合います。

・会場/墨田聖書教会

・参加費/500円

・持ち物:自分の好きな絵本(何冊でも)

 

*事前予約が必要です。

 参加希望の方はbooksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(電話)

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。お待ちしてます。

*右側のサイドバーのいちばん下にあるメールフォームからも申し込みできます。

墨田聖書教会は、米軍兵舎をリノベーションした築65年、下町の小さな教会です。
アートやまちづくりに積極的に参加しています。
墨田聖書教会

http://sumidabible.blog10.fc2.com/blog-category-7.html

〒131-0033 東京都墨田区墨田3-19-4 ☎︎03-3619-0195
東武スカイツリーライン「鐘ケ淵駅」から徒歩7分
京成線「八広駅」から徒歩10分。

 

 

 

『ドリトル先生アフリカゆき』読書会ツイート

『ドリトル先生アフリカゆき』読書会+盲導犬パピーに会おう

『山のトムさん』に続いて、こひつじぐりのりの読書会の第2回目も、動物を愛する人のお話です。ドリトル先生。懐かしいですね。映画は知っていても、原作を読んだことのある人は、案外少ないかもしれません。じつは、ドリトル先生の第1巻となるアフリカ行きは、編集者時代の石井桃子さんが、近所に住む作家の井伏鱒二さんに翻訳をお願いして実現しました。石井さんが友人と立ち上げた白林少年館という出版社から、第二次世界大戦中に刊行されました。

トムさんは猫でしたが、今回は犬の登場。会場はおなじみの拠点、墨田聖書教会です。こひつじの暮らす牧師館には、現在、盲導犬候補生のパピーがいます。動物に愛されるドリトル先生をたっぷり楽しんだ後は、10月には月齢5か月になるゴールデンレトリバーのパピーのお披露目を特別に企画しています。

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

 

 

・日時/2016年10月9日(日)16:30〜18:30pm

・課題図書『ドリトル先生アフリカゆき』(事前にお読みください )

・会場/墨田聖書教会 (東武スカイツリーライン徒歩7分)

・定員/10名

・参加費/500円

・持ち物:課題図書(好きな版元のもの、おすすめは井伏鱒二訳)

 

*事前予約が必要です。

参加希望の方はbooksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(電話)

 

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。お待ちしてます。

*右側のサイドバーにあるメールフォームからも申し込みできます。

 

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生後2か月の笑顔はこんな感じ。 10月には、倍以上に大きくなっているはずです。

 

墨田聖書教会は、米軍兵舎をリノベーションした築65年、下町の小さな教会です。
アートやまちづくりに積極的に参加しています。
〒131-0033 東京都墨田区墨田3-19-4
東武スカイツリーライン「鐘ケ淵駅」から徒歩7分
京成線「八広駅」から徒歩10分。

アン・ブックス10年読書会第3回『アンの愛情』報告ツイート

 

アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―(新潮文庫)

アン・ブックスを読む10年読書会vol.3『アンの愛情』とお茶会のお知らせ

今年のお茶会のケーキは、こんな雰囲気。メリーさんが撮影して送ってくださいました。

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今年もやってきました、アンの季節です !

毎年1冊、アン・ブックスを読む10年計画の読書会のご案内です。第3回目は、『アンの愛情』。前回大いに盛り上がったお茶会はアップルタルト。素材にこだわったメリーさんの丁寧な手作りケーキと紅茶でのおもてなしは、初回以来、大人気です。

アン初心者の方も、大歓迎。もちろん、アンの腹心の友も。心ゆくまでアンを語り合いましょう。『アンの愛情』はレドモンド大学での学生時代が舞台。ロマンチック満載、新プリンス登場、果たしてギルとの関係は? ! ぜひ最後までお読みになってから、ご参加ください。

 

アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ〈3〉 (新潮文庫)

アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ〈3〉 (新潮文庫)

 

 

日時:2015年8月20日(土) 14:00〜16:00

場所:貫井南町キリスト教会(最寄は JR中央線国分寺駅 )

   ✴︎教会への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

課題図書:『アンの愛情』

      (2008年度改訂版村岡花子訳/新潮文庫を推薦します )

参加費:800円(茶菓代)

 

*事前予約が必要です。

参加希望の方はbooksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(電話)

 

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。お待ちしてます。

*右側のサイドバーにあるメールフォームからも申し込みできます。

 

(貫井南町キリスト教会へのアクセス)

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6月25日 (土 )『憲法に愛を読む』出版記念会+憲法カフェのお知らせ

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こひつじの新刊の出版記念会を兼ねた憲法カフェ。こどもの本と憲法 ? いえいえ、大いに関係があるのです。この読書会でも取り上げたドリュオン『みどりのゆび』をはじめ、トールキン指輪物語』、ケストナー『動物会議』のことも書きました。平和を作ることや、王様に指輪をさせないことだとか。好評発売中!

 

当日は、ゲストとのトーク、みなさんとの交流のほか、お楽しみも考えています。予約不要ですので、会堂に直接おいでください。コーヒーをご用意してお待ちしております ! お菓子の差し入れ歓迎 !

憲法に「愛」を読む (いのちのことば社) (Forest Books)

憲法に「愛」を読む (いのちのことば社) (Forest Books)

 

 

 

『山のトムさん』読書会twitter報告

 

 

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

 

 

石井桃子『山のトムさん』読書会、参加者募集

日時:2016年6月5日(日)16:30pm〜18:30pm

会場:イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫(台東区寿4-7-11) 

   iriya plus cafe

     アクセス:銀座線・田原町駅より徒歩2分。
          東武スカイツリーライン・浅草駅からも徒歩可。

参加費:1500円(デザート+ドリンク含む)

定員:8名(満員御礼 ! )

持ち物:『山のトムさん』を一冊お持ち下さい。

参加条件:課題図書を一冊、当日までに読んでこられること。

課題図書:『山のトムさん』石井桃子

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

 

 

✳︎石井桃子さんついて

こひつじぐりのり初の読書会は、ドキュメンタリー映画が上映されるなど、今年、話題の多い石井桃子さんの作品にしました。取り上げる作品は、 wowow小林聡美を主人公にドラマ化された『山のトムさん』です。石井桃子さんと言えば、『クマのプーさん』『ピーターラビット』シリーズの翻訳等、欧米児童文学の翻訳家として著名ですが、創作も豊富。また、編集者として、文藝春秋社、新潮社、岩波書店に勤め、岩波少年文庫の立ち上げにも貢献。日本の児童文学を代表する作家の創作を、今、あらためて読んでみませんか。

ドラマW 山のトムさん|WOWOW

 

✳︎会場:イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫について

イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫は、地元に愛されているiriya plus cafeの2号店です。一軒家の木造倉庫をリノベーションした店内は、ゆったりと温かみのある雰囲気。オーナー自ら買い付けたポートランドの家具が配され、心地よい風が通り抜けるかのよう。今回、オーナーの今村ナオミさんのご好意によって、デザート+ドリンク付きの読書会を開かせていただけることになりました。日曜日の夕方、とっておきの時間をご一緒に!

allabout.co.jp

 

参加ご希望の方は、booksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(なるべく当日、連絡可能な電話番号)

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。

 

 

よくある質問 Q&A

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2011年に始まったこひつじこすみの読書会。がんばらずにマイペースで、と思っているうちに、5年が過ぎました。毎回、新しい出会いがあり、のべにするとたくさんの人たちと大好きな子どもの本を読むことができました。

この度、こすみ図書さんがお引越しされることとなり、この読書会にも少し変化が起きそうです。墨田区を拠点にしてきましたが、新相棒のオオグリとしょかん(ぐりのりさん)は別のまちにお住みですので、もう少し広域に、東京の東と西を結んでみようか、ということになりました。

新生こひつじぐりのりとして、読書会は初めてという方のために、これまでいただいた質問にお答えしてみようと思います。

 

 Q:子どもの本に詳しくなくても参加できますか ?

 A:はい、大丈夫です。評論し合うのではなく、個人の感想を中心に分かち合いますので、まずは興味のある課題図書を選んで参加してみてください。

 

 Q:読書会にこれまで参加したことがないので心配です。

 A:こひつじのたちの読書会で、読書会デビューされる方がほとんどです。

 

Q:課題図書を読まなくても参加できますか ?

A:基本的にはあらかじめ読んでの参加をお願いしています。ただ、時間の都合等で完読できないこともあるかと思います。その場合にも、どうぞ安心してご参加ください。じつは、読書会を始めたころは、完読できない人が多く、回数を積み重ねるごとに、完読しての参加が増えました。というのも、読み終わってから参加すると、より楽しいと感じるからのようです。通勤の行き帰り等で、ぜひ挑戦してみてください。本は図書館のもので構いませんので、必ずご持参ください。

 

Q:開催日を知りたいのですが、どこでわかりますか?

 A:このブログと Facebookツイッターでお知らせしています。 Facebookをいちばん更新していますので、フォローしてくだされば、最新情報が届きます。

 

Q:読書会の準備として、おすすめの読み方はありますか?

 A:こひつじは、いつも付箋をつけながら読んでいます。気になる場面、セリフなどにマークしておくと、話し合うときに思い出しやすいので便利です。

 

 Q:大人読み、とは何ですか?

 A:感想の分かち合いから一歩進めて、最後には、課題図書の背景や、著者のことなど、主宰者たちが少し説明をするようにしています。それを知ることで、また、別の角度から、読みを深めて楽しむ読書の遊びです。

 

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こすみ図書では最後の読書会となった『ムーミン谷の冬』。

いつもこんな雰囲気。

 

お待ちしてます!

 

 

 

 

 

『ムーミン谷の冬』読書会報告Twitter

 

新装版 ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

新装版 ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

 

 

 

 

『ムーミン谷の冬』読書会参加者募集中

 2016年、最初の読書会はムーミンです。4年前にスタートしたこひつじこすみの読書会で、初回に選んだのがこのムーミンシリーズでした。その後も、ムーミン初心者向けに『楽しいムーミン一家』の読書会を開きました。今回は、季節に合わせて「冬』を選びました。ムーミン谷の冬の世界に暮らす、個性的な生き物たちにどっさり出会えますよ。ムーミン谷に、春はいつ来るのでしょうか。ムーミンの気持ちに寄り添いつつ、どきどきしながら読んでみてください。会場となる冬のこすみ図書も、天然空間のため冷え込みますので、暖かい格好をしてご参加ください。

ムーミン谷の冬 (ムーミン童話全集 5)

ムーミン谷の冬 (ムーミン童話全集 5)

 

 

日時:2015年2月13日(土)17時30分〜19時30分

会場:こすみ図書

参加費:500円(お茶とお菓子付き)

持ち物:『ムーミン谷の冬』をお持ち下さい。

参加条件:課題図書を、当日までに読んでこられること。
     (青い鳥文庫以外の講談社の完全訳をおすすめします。)

参加ご希望の方は、booksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先

を明記の上、ご連絡下さい。折り返しお返事いたします。お茶菓子のご用意がありますので、できるだけお早めにお申し込みください。


こすみ図書 へのアクセス
〒131-0033 東京都墨田区向島5-48-4
東武伊勢崎線亀戸線曳舟駅」から徒歩10分ほどです。
(注:京成曵舟ではありません)</span>

「絵本とごはんの読書会」に集まった絵本たち

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1月も半ばを過ぎた今ごろですが、2015年度・クリスマス絵本とごはんの読書会で集まった絵本たちを紹介します。これといってスタイルを決めず、自由に語りたいように、持ち寄った本を紹介し合いました。途中、ごはん休憩をとりつつ、最後には読み聞かせしてもらたい絵本を一冊、せーの、と指差しをして選びました。いわゆるビブリオバトル風ですが、「バトル」という表現は好まないよね、という意見にまとまったりするところが、この読書会の雰囲気を表しているでしょうか。選ばれたのは図書館司書さんが持ってきてくださった『クリスマスのほし』。やまあらしのぼうやが主人公で、心の奥がぽっと明るくなるような物語。こひつじの本棚にもちゃんとありますよ。大人になっても、だれかに絵本を読んでもらうのは幸せな時間。今年も12月には開催する予定ですが、年に2度くらい開ければと、ただいま妄想中です。

 

やまあらしぼうやのクリスマス

やまあらしぼうやのクリスマス

 

 

クリスマスのほし (1983年)

クリスマスのほし (1983年)

 

紹介してくださったのはこちら。アマゾンには残念ながら表紙がありません。教会学校の話なのですが、新版では変更されているようですね。こひつじが持っているのもこちらです。

ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ (創作こども文庫 17)

ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ (創作こども文庫 17)

 

リンドグレーンには、子ども時代、それほどはまったことはないのですが、最近、いろいろと読んでみて、子どものことをなんとよく理解しているのだろうと感嘆することしきり。今年はぜひ読書会で取り上げたい作家です。

クリスマスまであと九日―セシのポサダの日

クリスマスまであと九日―セシのポサダの日

 

マリー・ホール・エッツの絵。女の子の気持ちが、丁寧に描かれています。こひつじ、この絵本が欲しくなりました。

クリスマスの猫

クリスマスの猫

 

クリスマスシーズン中の教会が会場だったこともあり、クリスマス本を持ってきてくだった方が多かったです。

ティリーのクリスマス

ティリーのクリスマス

 

 

こねこのぴっち (岩波の子どもの本)

こねこのぴっち (岩波の子どもの本)

 

 

読書会の初期メンバーであるミッチーさんは、年に一度、ほっぺん先生シリーズを紹介してくださいます。今年は食物連鎖がテーマのこちら。

どうぶつにふくをきせてはいけません

どうぶつにふくをきせてはいけません

  • 作者: ジュディバレット,ロンバレット,Judi Barrett,Ron Barrett,ふしみみさを
  • 出版社/メーカー: 朔北社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 大型本
  • 購入: 2人 クリック: 5回
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そんなときなんていう? (岩波の子どもの本)

そんなときなんていう? (岩波の子どもの本)

 

 

おやつがほーいどっさりほい (新日本出版社の絵本 ふれあいシリーズ 3)

おやつがほーいどっさりほい (新日本出版社の絵本 ふれあいシリーズ 3)

 

 

ブローチ

ブローチ

 

アート作品としての絵本かな。一枚一枚めくるのに、ちょっと緊張する仕掛けが。ゆっくり読む。情報をかき集めて満足するような今の時代に、大切なことだと思います。

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集)

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集)

 

こすみ図書さんは、昨年に引き続き「たくさんのふしぎ」シリーズから。子どものころ、毎月届くのを楽しみにしていたとか。幸せな子ども時代の読書体験ですね。

やねはぼくらのひるねするばしょ (たくさんのふしぎ傑作集)

やねはぼくらのひるねするばしょ (たくさんのふしぎ傑作集)

 

 

Separate Ways 君のいる場所

Separate Ways 君のいる場所

 

 大人の読書会ということで、紹介してくださいました。ほんのり恋愛もの。

扉の国のチコ

扉の国のチコ

 

『ねずみくんのチョッキ』のねずみくんシリーズで有名な、なかえよしおさんと上野紀子さんコンビのもうひとつの顔。

きょうはマラカスのひ (日本傑作絵本シリーズ)

きょうはマラカスのひ (日本傑作絵本シリーズ)

 

さて、ここからの5冊は、こひつじが紹介した絵本です。個人的には、これが昨年のイチオシ絵本。「マラカスの会」に参加したい !  くねくねさんのパンを食べたい!  担当編集者さんのお話をうかがう機会があり、ますます好きになりました。

 とにかく笑ってしまう。そして、ほろり。読み終わって、ああ、よかった。

さよならをいえるまで

さよならをいえるまで

 

昨年、こひつじは、11年間一緒に暮らしたボーダーコリーを亡くしたのですが、この本にいちばん慰められました。今でもこの本を読むと泣けます。でも、この泣ける感じがいいんですね。絵、いいですよ。やっぱり絵本は、絵の上手な書き手が好きです。

きょうはみんなでクマがりだ (児童図書館・絵本の部屋)

きょうはみんなでクマがりだ (児童図書館・絵本の部屋)

 

裏表紙には、ボーダーコリーの姿が。有名な絵本のようですね。知らずと洋書の古本屋さんで見つけ、その後で日本語版も買いました。声に出して読むと、なお楽しい絵本です。

ゴールディーのお人形 (末盛千枝子ブックス)

ゴールディーのお人形 (末盛千枝子ブックス)

 

本を書くってなんだろう。そんなことを考えていたこひつじに示唆を与えてくれた絵本です。ゴフスタインの本はどれも好きです。

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トトロおむすび。作ってきてくださったのは男性。感激。

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絵本の話は尽きせません。