大人のための子どもの本の読書会

向島こひつじ書房が主宰する読書会ブログ

「おいしいを読もう ! 食の本の読書会」で集まった本たち

墨田区立ひきふね図書館で行われた食の本の読書会で集まった本を紹介します。おいしい話は尽きません。最後には、食の写真の切り抜きを使って、「今の気持ち」をコラージュにしました。それぞれに持ち味が出ていて面白かったです。各本、こひつじの勝手なコメントを少しつけてみました。

作りおきサラダ

作りおきサラダ

 

このタイトルだけでぐっときますよね。発売当初、ずいぶん話題になった本ですが、今も書店では平積みされて大人気。参加者は働く主婦が多かったせいか、みなさんレシピに興味津々でした。

LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。 (ほぼ日ブックス #)

LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。 (ほぼ日ブックス #)

 

 飯島奈美さんの本は、見てよし、レシピよし、味よし。

シネマ食堂

シネマ食堂

 

こひつじは、これを持参しました。映画と料理と一冊で両方楽しめるお得本です。この中にあるカレーのレシピが、妙に気に入って、しばらく作っていましたっけ。玉ねぎをくし切りとみじん切りに使い分けるんです。

やさしさグルグル (文春文庫)

やさしさグルグル (文春文庫)

 

行正り香」というお名前、どうしてもすらっと読めません。でも、料理の雰囲気は思い浮かべられます。スタイルがありますよね。こひつじも、何冊か作ってみたことがありますが、エッセイは未読でした。ゆったりした時間のとっておき本らしいです。お話をうかがって、読みたくなりました。

行正り香の暮らしメモ100

行正り香の暮らしメモ100

 

 

作家のおやつ (コロナ・ブックス)

作家のおやつ (コロナ・ブックス)

 

このシリーズは、どれもよく取材されていて、楽しいです。

なるほど、料理のことば

なるほど、料理のことば

 

この本をご紹介くださった方は、お父さまがこの本で、料理の勉強をなさったとか。今では、おせちをお重で三段作るほどの腕前だそうです。スバラシイ。

サンマの丸かじり (丸かじりシリーズ36)

サンマの丸かじり (丸かじりシリーズ36)

 

 元祖、食エッセイ !

食事で病気を治す本

食事で病気を治す本

 

 

料理で読むミステリー (生活人新書)

料理で読むミステリー (生活人新書)

 

 ミステリー。何から読んでいいかわからなければ、料理から入る手もありますね。

赤毛のアン レシピ・ノート―L.M.モンゴメリの台所から

赤毛のアン レシピ・ノート―L.M.モンゴメリの台所から

 

 もうばればれですね。こひつじはこれも持参。だって、やっぱりこの本、好きなんですもの。

子どもの本と〈食〉物語の新しい食べ方

子どもの本と〈食〉物語の新しい食べ方

 

 これもばればれ。こひつじです。

大草原の『小さな家の料理の本』 ローラ・インガルス一家の物語から

大草原の『小さな家の料理の本』 ローラ・インガルス一家の物語から

 

 

オニじゃないよ おにぎりだよ

オニじゃないよ おにぎりだよ

 

 とにかく笑えます。愛すべきオニたち。

まないたに りょうりを あげないこと (講談社の創作絵本)

まないたに りょうりを あげないこと (講談社の創作絵本)

 

 

『秘密の花園』読書会ツイート

2015年9月27日・墨田区立ひふきね図書館「食の本の読書会」参加者募集中

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9月27日の午後3時から、ひきふね図書館で小さな読書会が行われます。

図書館バートナーズという区民ボランティアの企画です。こひつじがファシリテーターさせていただきます。3年前にカフェで行ったときには、大いに盛り上がりました。おいしい話は楽しいですからね。墨田区在住在勤に限りますが、ぜひ遊びにおいでください。(要申し込み・無料 )

 

読書会報告『アンの青春』は少女マンガ! ?

 

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今回は10名のアン好きさんが参加してくださいました。10代から70代までと、各世代ほぼ勢揃い。それぞれの時代で、それぞれのメディアからアンに出会った女性たちでした。中学生さんが持参してきたのは、マンガの表紙でした、じつはこれ、近年よくある妙訳ではなく、「完全版」というすぐれもの。

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会場となった貫井南町キリスト教会は、アプローチからしてアンの世界。見上げると空は青く前庭の芝生は鮮やかな緑。気持ちがあがります。

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相棒の美智子さんがすてきなウエルカムボードを用意してくださいました。アンといえば、バラでしょうか。

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聖書にちなんだ植物を各所に配した教会の庭です。

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イスラエルの白無花果。こひつじの教会にもあります。聖書ではおなじみの果実。アンにはでてきませんが。

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憧れの作家、モーガン夫人をもてなそうとアンが心をこめて焼いたレモンパイ。美智子さんがイギリスで地元のお菓子家から学んだ直伝のレシピ。有機レモンを皮までまるごとふんだんに使っています。

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レモンパイは2種類。美味しくてみなさん完食。

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アンの10年読書会では、お茶会は美智子さんが担当してくださるので、こひつじは安心してファシリテーター役に徹しました。じつは私たちは、ともに日本紅茶協会で学んだティーインストラクターというつながり。お互いにアン好きとわかり、意気投合。こひつじにとっては、牧師の奥さんの先輩でもあります。端正な盛り付けに人柄が表れています。

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お皿を彩るのは、プロセスチーズをかりっと焼いたもの。細やかな演出。

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もちろんこちらも手作り。

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昨年のアンの読書会でも大活躍した、美智子さんの絵付けによるカップ&ソーサー。

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ティーポットもイギリス製です。夢見るようなティータイムに、みなさんにっこり。笑顔の絶えないお茶会でした。

 

当日のプログラム

アンの読書会の場合、みなさんそれぞれに語りたいことをお持ちですので、アイスブレイク後は、フリートークでも難なく進みます。この前向きな空気感は、アンの読書会ならではかと思います。まさに「愉快きわまりない」時間でした。

1.アイスブレイク/参加動機、自分とアンとの出会い(これ、盛り上がります。いつも)

2.まずは自由に感想。

3.印象に残った場面の分かち合いと、フリートーク

4.お茶会/モーガン夫人のお茶会の模様を本文から紹介。

    お茶をいただきながら、大人読み紹介。

5.さらにフリートーク

6.参加してみての感想

『アンの青春』は、原題を『 Anne of Avonlea』と言い、アン・シャーリーが16歳から18歳までの物語です。Avonleaとは、アンの暮らすアヴォンリー村のことです。

マリラの視力が悪化し、大学進学をいったん諦めたアンは、アヴォンリー小学校で先生として働き始めます。新米先生(なんと16歳)の奮闘を縦軸に、村人たちとの交流を数多くのエピソードで描き出していきます。グリンゲイブルスでは、身寄りのない男の子と女の子のふたごを引き取るという新たな挑戦が始まり、今度はアンとマリラの協働で子育てが繰り広げられます。先生となったアンが落ち着きを見せていく中で、ふたごの男の子デイビーが、突拍子もないアンの子ども時代を再現するかのように、次々と騒動を起こして、物語に彩りを加えます。もちろん、ダイアナやリンド夫人、ギルバートも健在です。

赤毛のアン』は1908年6月に出版されました。モンゴメリー自身は、アンの物語をシリーズ化するつもりはなく、読み切りの作品として執筆しました。ところが、『赤毛のアン』を発売する前から、版元はその続編をモンゴメリーに依頼しています。1908年11月初旬には、モンゴメリーは版元に原稿を送っていますが、実際に『アンの青春』が出版されたのは翌年1909年9月、1年近くも後のことでした。これは、『赤毛のアン』が予想外のヒットを飛ばしたので、版元としては売れるだけ売り切ってから続編を出すという販売戦略のためでした。

あらためて大人読みをしてみると、『赤毛のアン』があってこその続編ということで、読者の願いを集約したような期待を裏切らない作りを面白く感じました。けれども、モンゴメリの日記や書簡を読むと、著者自身は続編に気乗りしていないことがわかります。続編が出版されるや、「すでに首までアンに浸かっているので、3冊目など御免こうむりたい」という心情を吐露しています。それでも、読者の期待を心得て、ツボをおさえているところは、一種の職人芸とも言えそうです。今では言えば、読者アンケートの結果に追いまくられ、この連載から降りたいと願いつつも、不動の人気を維持し続ける人気マンガ家さながらの気概といいますか。(こひつじはその昔、マンガの編集部で働いていた時代がありまして、こんなたとえ )。

赤毛のアン』は、リンド夫人の堂々たる登場で幕開けしますが、 『アンの青春』は、アン自身、それも夢見る16歳の姿から始まり、おなじみのアンの様子に読者は安心します。しかし、その空想は、隣人の畑に自分の牛が入り込むという事件で中断させられます。隣人とのトラブルといえば、『赤毛のアン』読者ならば、リンド夫人を思い出し、また牛の取り違えからは、孤児アンが男の子ではなく女の子だったという行き違いを思い出すわけで、こうして1巻から2巻への橋渡しがうまく展開していきます。その後、ハリソンさんに損害を与えてしまったアンは、意を決して謝りに出かけます。気難し屋だと思っていたハリソンさんが、じつは話のわかる隣人だったというくだりは、リンド夫人に謝りに行く少女アンや、ダイアナのジョセフィン叔母さんのことなどを彷彿とさせるエピソードです。

このような『赤毛のアン』のオマージュ的な要素が随所にちりばめられ、アン好きには宝探しにも似た楽しさを発見できるのが、『アンの青春』の特徴のひとつかもしれません。先生となったアンは、猛烈なおしゃべりや失敗は減ったものの、髪の毛ではなく、鼻を赤く染めてしまったり、女友達とのピクニックでは、ロマンチックを爆発させたりと、私たちのよく知るアンらしさも満載です。

『青春』と訳した村岡花子さんのセンスによって、日本の読者は、アンとギルバートとのその後を期待しつつ読めるのも嬉しいところです。ギルバートはちらちらと姿を見せて、その好青年ぶりを印象づけます。読書会に参加された方が、「ギルバートの心情をもっと書いてほしかった」と話されていました。確かに、ギルバートはアンに対して驚くほど慎重です。それに対して、「アンの性質をよく理解しているので、簡単には気持ちを見せないのでは」という意見もありました。アン・ブックスにおいて、モンゴメリー は男性側の心情をほとんど書きません。女性側からの心情だけを描くのは、もしや、当時の女性の置かれた立場や牧師の妻という立場を、必要以上に厳格に受け止めていたモンゴメリーの考えによるのかもしれません。

 26章には「道を曲がったところ」というタイトルが付けられています。『赤毛のアン』の「道の曲がり角」では、マシュウの死によって、アンは大学進学を諦めて教師の道を選びますが、こちらでは、リンド夫人の夫の死によって、マリラとの同居が決まり、アンは晴れてレドモンド大学へ進学することが決まります。この大団円に、多くのアンの読者は満足すると思います。最後の場面では、ともに進学するギルバートの将来への甘い夢が、地の文で語られています。アンとギルバートのロマンスの予感を読者に与えての幕引きです。このあたりも、少女マンガの王道に通じるような。うまいんですね、夢見る女子の気持ちをつかむのが。子どものころ、この『アンの青春』のラストシーンを、どきどきしながら繰り返し読んだ記憶があります。もしかすると、少女マンガと同じ感覚で、アンを読んでいたのかもしれません。

来年は、いよいよ『アンの愛情』。恋愛ものですよ。ときめき満載。1年後、みなさんとお目にかかれることを楽しみにしています !

 

9月26日(土 )『秘密の花園』参加者募集中 !

アン・ブックスを読む10年読書会の報告を書く前に、こひつじのブログに当日の写真をアップしました。読書会の内容は、いずれ書きたいと思っていますが、まずはこちらをのぞいてみてください。モーガン夫人のお茶会のレモンパイ、それはそれは美味しそうですよ。10月と12月には、世田谷と甲府でアンの講演会を予定しています。年内は、まだまだアンな気分で過ごしたいと思ってます。

annestea.exblog.jp

 

さて。9月になりました。26日は、次回の読書会です。課題図書は『秘密の花園』。今回は場所も内容も、特別バージョン。 読み切れないかもという方でも、植物に関心のある女性でしたら、歓迎いたします。(今回は女性限定企画 )。お申し込み方法などは、下記の記事からご覧ください。

 

 

《コラボ企画》プランツスタイリスト井出綾さんと読む、バーネット『秘密の花園』読書会

現在、参加者募集中 ! 初めての方もお気軽に。

今回の会場は目黒区ですよ。

 

         The Secret Garden 100th Anniversary

花とグリーンを感じる空間で、ゆるやかにつながる読書会

この秋、プランツスタイリストの井出綾さんのアトリエで、『秘密の花園』を読みます。墨田にスカイツリーが出現する以前、地元に古くからあるアートギャラリーのワークショップで、綾さんの花あわせに出会いました。下町の路地園芸を観察した後で、野の花たちを自由に生けてみる。下町の風景も、土手に生えていそうな草花たちも、こひつじには日常的なものでしたが、綾さんのお話をうかがううちに、実はそれほどきちんと見ていなかったもしれないと気づかされました。

そのとき以来、こひつじは綾さんの花あし実はらいのファンに。よくよくお話してみると、なにやら「根っこ」なるものにこだわりをお持ちのようです。切花を活けていても、そこには見えない根っこを感じている。

秘密の花園』にも、たくさんの「根っこ」が出てきます。枯れたようにしか見えない植物たちが再び成長を始めたのは、そこに根っこがあったから。とはいえ、根っこだけではうまくいきません。いのちへと導く光、水、そして何よりも生けるものへの愛情という魔法が必要です。

この物語では、打ち捨てられた庭の再生を通して、大人たちに見捨てられた子どもたちの魂が再生していきます。物質は豊かに与えられていても、かんじんなものが与えられないと子どもたちはどうなるのか。こんな視点から見ると、ひじょうに現代的なテーマを含んだ物語です。2013年には『バーネット自伝』が翻訳され、100年以上は経つ『秘密の花園』に、再び関心が集まりました。

植物も本も、ふだんの暮らしに小さな気づきと潤いを与えてくれる心の糧だと思います。当日は、いつもの読書会のスタイルに加えて、お茶の時間には、綾さんにプランツスタイリストというお仕事や植物のある暮らしの楽しみなどをミニトークしていただきます。花やグリーンが好きな方、また、植物のお仕事に関心のある方には、ことに貴重な機会になると思います。先着順ですので、お早めにお申し込みください。

 

秘密の花園〈上〉 (岩波少年文庫)

秘密の花園〈上〉 (岩波少年文庫)

 

 

秘密の花園〈下〉 (岩波少年文庫)

秘密の花園〈下〉 (岩波少年文庫)

 

 

🍀向島ひつじ書房×プランツスタイリスト井出綾さんと読む

  バーネット『秘密の花園』読書会

日時 2015年9月26日 (土) 14 : 00〜16 : 00 

課題図書 『秘密の花園

場所 Bouquet de soleil / ブケ・ド ・ソレイユ

   東京都目黒区八雲(最寄り駅:東急東横線都立大学」or「自由が丘」)

   ✴︎お申込みいただいた方に、地図をお送りいたします。

参加費:1000円(お茶会+井出綾さんのミニトーク付き )

定員:10名(女性限定・先着順 )

持ち物:『秘密の花園

✴︎当日までに『秘密の花園』を読んでご参加ください。翻訳は自由ですが、できるだけ完訳をお選びください。

 

お申し込み方法

・氏名

・年代

・連絡先(携帯番号 )

を明記して、メールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。

お申し込み先 booksheepbook@gmail.com

 

 

Aya Ide / 井出 綾 

soleil-net.com

プランツスタイリスト
輸入雑貨店、デザイン事務所を経て、アレンジメント教室勤務。フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学び1994年よりフリーランス
雑誌、広告、イベント、商業施設でのアレンジやスタイリングと、「花あわせレッスン」やカルチャースクール、ワークショップなどのスクーリングを主に、自然と暮らしをつなぐ花を提案している。

Bouquet de soleil / ブケ ド ソレイユ
Bouquet de soleilは生活に花やグリーンなどの自然を取り込み、暦とともに暮らす楽しみをさまざまなシーンで提案し、身近な植物をとおして、季節の変化や景色、花鳥風月を感じるお手伝いを行っている。

  

井出綾さんの著書紹介

花の教室  季節の花の85アレンジ

花の教室 季節の花の85アレンジ

 

こちらにはこひつじが愛犬とともにちっちゃく登場してます。

花あわせノート―いつもの器とすこしの花で愉しむフラワーアレンジメント (セレクトBOOKS)

花あわせノート―いつもの器とすこしの花で愉しむフラワーアレンジメント (セレクトBOOKS)

 

 すぐにでも暮らしに取り入れられるアイデアがたくさん。こひつじも頼りにしてます。

花とまいにち

花とまいにち

 

 

小さな生け花 春―わが家に春がやってきた

小さな生け花 春―わが家に春がやってきた

 

 

小さな生け花・夏―涼しさをはこぶ花たち
 

 

 

 

《コラボ企画》アン・ブックスを読む10年読書会vol.2『アンの青春』とお茶会のお知らせ

 

アンの青春―赤毛のアン・シリーズ〈2〉 (新潮文庫)

アンの青春―赤毛のアン・シリーズ〈2〉 (新潮文庫)

 

 

いよいよ今年も年に一度のアンの読書会シーズンが到来 ! 毎年1冊、アン・ブックスを読む10年計画の読書会のご案内です。

第2回目は、『アンの青春』です。前回以上に素敵なお茶会は、イギリス仕込みのレモンパイの予定です。もちろん紅茶も新鮮。スリランカ直送、日本紅茶協会認定ティーインストラクターのふたり、私こひつじとメリーさんのコンビでおもてなしいたします。

今年からはアン初心者の方でも、歓迎いたします。この機会に少女アンのその後をごいっしょに楽しみませんか。アンがクイーン学院を卒業後、島で教師として奮闘するお話となります。青春の名の通り、もちろんロマンスも随所に。あらかじめ読んでからご参加ください。

 

日時:2015年8月22日(土) 14:00〜16:00

場所:貫井南町キリスト教会(最寄は JR中央線国分寺駅 )

   ✴︎教会への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

課題図書:『アンの青春』

      (2008年度改訂版村岡花子訳/新潮文庫を推薦します )

参加費:800円(茶菓代)

 

*事前予約が必要です。

参加希望の方はbooksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(電話)

 

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。お待ちしてます。

*右側のサイドバーにあるメールフォームからも申し込みできます。

 

 

 

 

緊急 ! 『赤毛のアン』の作者L.M.モンゴメリゆかりの品をオークション売却から救い出そう

www.indiegogo.com

日本のアンファンのみなさま、赤毛のアン研究家の奥田実紀さん ( Miki Okuda ) が、私たちにもできることを日本語でわかりやすく説明してくださっています。ぜひご一読ください。シェアも歓迎です。

 

(以下、奥田さんの FBでの記事から転載。ご本人に了解済みです)
 昨日の日記に書いた、<a href="https://www.indiegogo.com/…/save-the-l-m-montgo…/x/11440294…">赤毛のアンの作者L.M.モンゴメリの祖父の家の品々を守るための募金活動</a>。多くの方の反響をいただきました。
 なんとかしたいけれども、英語のページがよくわからない、寄付したいけど小額でもいいの?、よくわからない英語のページから寄付するのは不安……などなど。そもそも何の募金?という疑問もおありかもしれません。
 私がこのページ自体を和訳するのはできないので、簡単に以下に記してみます。
 プリンス・エドワード島にあるモンゴメリの祖父の家(L.M.Montgomery Heritage Museum)は、赤毛のアンの作者モンゴメリの祖父の代から6代にわたって続いてきた由緒ある家です。作者が赤毛のアン・シリーズで描写した陶器のペアの犬の置物「ゴグとマゴグ」のオリジナル(現存するのはマゴグのみ)のオリジナルが残っており、他にもモンゴメリの他の作品に出てくる小物が保存されており、博物館として公開してきました。しかし、博物館を継続するのを断念せざるをえなくなり、長年閉じられたままになっていました。
 そしてとうとう、モンゴメリ家ゆかりの貴重な品は、7月25日、オークションで売却されることが決まりました。誰が落札するかわかりません。最悪は、このプリンス・エドワード島から流出してしまうかもしれません。モンゴメリはこの島だけでなく、カナダの誇る、世界的に有名な作家であり、その関連品が他へ出て行ってしまうのは、なんとしても避けねばなりません。
 プリンス・エドワード島州立大学(UPEI)の、モンゴメリ研究所(協会、とも訳されます)は、モンゴメリ研究、モンゴメリ関連品の買い取りや保存を行なってきました。そこのコレクションに加わることが、一番よいと考えた、モンゴメリ博物館のファングループが、買い取り資金の募金を呼び掛けています。自分達ファンが買い取った品を、モンゴメリ研究所に託す、ということですね。
 
 大学がコレクションしてくれれば、見たい人は大学に申請すれば見ることができますし、個人の楽しみのためだけに使われない、悪用されない、大学は研究する場ですから、モンゴメリ研究にも大いに役立つ、ましてモンゴメリの故郷である島の大学 が保管・管理をするということが何よりも望ましいと思います。
 たとえば一人が5000円寄付するとして、寄付する人が100人集まれば、50万円。1000人集まれば500万円(この研究所の目標額がこれです)集まり、かなりの数のモンゴメリ家ゆかりの品を購入することができます。
 私はこのファングループとは直接の関係はありませんが、私がこうした募金サイトを作れるわけではないので、同じファンとして、力になれればと、寄付をするつもりです。ちりもつもれば、大きな力になるでしょう。
 このグループには、『赤毛のアンの宝石箱』(金の星社)『赤毛のアンクリスマス・ブック』(東洋書林)の作者、キャロリン・コリンズさんも入っておられ、寄付金を手にオークションに参加くださるそうです。
 <a href="https://www.indiegogo.com/…/save-the-l-m-montgo…/x/11440294…">このページから</a>寄付いただくのでもいいのですが、不安な方は、私が寄付する額にみなさんの希望額をプラスして送金することもさせていただきます(あくまでボランティアとして)。ご興味のある方はメールをください。ここにメルアドを書きこむと、迷惑メールが山のようにくるので、申し訳ありませんが、私の<a href="http://www.geocities.jp/writermiki_okuda/">ホームページの左側</a>、下のほうに「お問い合わせ」の文字がありますので、これをクリックしてメールをお願いいたします。あるいは、<a href="https://www.facebook.com/miki.okuda">私のフェイスブックから</a>「メッセージ」のところをクリックしてメール送信もできます。21日に送金しますのでそれまでにお願いいたしますm(__)m
 ご自分でトライされる方のために。<a href="https://www.indiegogo.com/…/save-the-l-m-montgo…/x/11440294…">このページからの寄付の仕方</a>を、途中までやってみましたのでご説明します。まだ私は寄付はしておらず、どんな感じで進むのか、途中まで見た範囲です。
 右側に「YOUR CONTRIBUTION(あなたの寄付)」という空白のスペースがありますので、そこに寄付したい額(カナダドルで入力ください。1カナダドル=約100円)を入力します。そして、その下のピンク色の「CONTRIBUTE NOW(今すぐ寄付する)」という四角い部分をクリック。すると、INDIEGOGOにアカウントがあるか、あるいはフェイスブックにアカウントがあるかを聞くページになります。(どちらかでのログインになるのだと思います)私はフェイスブックがあるのでそこからはいりました。なければアカウントを作るんだと思いますが、作らなくてももしかしたら進めるかもしれませんがそこまで確認していませんでした、すみません。
 次に、その額でいいですか、という確認画面が出てきますので、その額を確認します。変更するなら変更してください。左下に「Hide my name on the campaign page(ページ上に寄付者としての自分の名前を入れないでほしい=匿名でお願いしたいということ)」というチェック項目がありますので、匿名希望の方はここにチェックを入れます。
 その後、COTINUE TO PAYMENT を押します。寄付の仕方は、クレジットカードか、ペイパルかを選べます。住所と名前などを入力し、クレジットカードの場合は「CONTRIBUTE(寄付)」を押しておそらく完了。ペイパルの場合は、GO TO PAYPALを押して、ペイパルの確認画面に行きます。
 以上です。

 

 

以下、奥田実紀さんの HPにリンクしておきます。

http://www.geocities.jp/writermiki_okuda/

 

『ナルニア国ものがたり』読書会報告Twitter

読書会の Facebook始めました。

www.facebook.com

 

現在、読書会のお知らせは、このブログとツイッターで行っていますが、加えてフェイスブックも使ってみることにしました。読書会のご案内などキャッチしやすくなりますので、ぜひフォローしてください! 

C. S.ルイス『ナルニア国ものがたり』読書会参加者募集中

久しぶりにファンタジーを読みます。

王道中の王道、 C.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』シリーズ。全7巻ですが、まずは1巻目の『ライオンと魔女』を読んでご参加ください。とはいえ、「読めるだけ読もう !」というのが今回の合言葉。こひつじは全巻読んで備えていきますので、みなさまもぜひこの機会に挑戦してみてください。

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り (岩波少年文庫)

 

 

・日時/2015年6月21日(日)17:00〜19:00pm

・課題図書『ナルニア国ものがたり』シリーズのうち、何冊でも。

     ただし、『ライオンと魔女』は必須。

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

 

・会場/墨田聖書教会 (東武スカイツリーライン徒歩7分)

・定員10名

・参加費/500円

・持ち物:課題図書(好きな版元のもの)

 

*事前予約が必要です。

参加希望の方はbooksheepbook@gmail.com

・氏名

・年代

・連絡先(電話)

 

を明記の上、ご連絡下さい。定員になり次第、締切り。お待ちしてます。

*右側のサイドバーにあるメールフォームからも申し込みできます。

 

墨田聖書教会は、米軍兵舎をリノベーションした築65年、下町の小さな教会です。
アートやまちづくりに積極的に参加しています。
〒131-0033 東京都墨田区墨田3-19-4
東武スカイツリーライン「鐘ケ淵駅」から徒歩7分
京成線「八広駅」から徒歩10分。

「赤毛のアンの聖書の世界」講演会のお知らせ

こひつじの講演会のご案内です。

久しぶりに『赤毛のアン』に描かれた聖書のお話をします。アンを読む楽しさ、読書の喜び、さらに、ことばの力などをお伝えできればと思っています。茨城県取手市の教会です。新しい出会いを楽しみにお待ちしています。

 

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『エーミールと探偵たち』読書会報告ツイート

《コラボ企画》2015年4月26日「エミールと探偵たち」読書会参加者募集中

 

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

 

 

お待たせしました。読書会の日程が決まりました。課題図書はエーリヒ・ケストナーの『エミールと探偵たち』です。エミール ? エーミール ? 日本語訳はいろいろですが、こひつじは最初に「エミール」で読みましたのでタイトルはこちらにしました。ケストナーは2度目になります。前回の『飛ぶ教室』は参加者一同でべたぼめでしたが、今回はどうなるでしょうか。

会場は墨田区を飛び出して、台東区蔵前のカフェで開催します。歴史ある浅草聖ヨハネ教会の倉庫をリノベーションしたカフェ・エクレシアです。半地下の小さな空間は、まるで秘密基地のよう。ここで少年たちの冒険物語を読めたら、どんなにか楽しいだろうと考えていたこひつじの願いを、店長でもある李司祭が、快く聞き入れてくださいました。

もうひとつ新しい試みとして、今回のこひつじの相棒は、オオグリとしょかんさんです。こひつじとのコラボとしては、「ウクレレ絵本カフェ」や「アンまつり」で、本棚を作っていただいたことがあります。

春の日曜日、特別な時間を過ごしに、みなさま遊びにおいでください。

 

向島ひつじ書房×オオグリとしょかんの読書会

日時:2015年4月26日(土) 16:30〜18:30pm

課題図書:『エミールと探偵たち』

会場:カフェ・エクレシア(東京都台東区蔵前2-7-6 )

 Tel:03-3863-2338

   (この読書会に関してカフェに直接のお問い合わせはご遠慮ください ) 

浅草聖ヨハネ教会の地図はここから。 教会の隣にカフェがあります。

参加費:飲食代実費 (飲み物とお菓子類をご注文ください)

定員:8名

持ち物:『エミールと探偵たち』

参加条件:『エミールと探偵たち』を当日までに読んでこられること。


参加ご希望の方は、

・氏名

・年代

・連絡先


を明記の上、メールにてご連絡下さい。定員になり次第、締切り。

申し込み先:booksheepbook@gmail.com

 

オオグリとしょかんさんの活動はTwitterでご覧ください。

twitter.com

 

 

 

 

 

 

講演会「豊かな心を文学で-『赤毛のアン』の魅力-」のお知らせ

本日はこひつじの講演会のお知らせです。企画してくださったのは、墨田区老人クラブのみなさんです。会員13000人の大所帯。明るく楽しく多様な集いをされているようです。

今回は、年に一度の教養講座にお招きいただきました。昨年の講師は相撲部屋のおかみさんとうかがい、もしや「おかみさんシリーズ」かも ! ?  それにしても、『赤毛のアン』が日本に紹介されたときに少女だったアン第一世代の先輩たちにお話するわけですから、今からどきどき。

 定員200名のところ、まだ少し空きがあるとのことで、一般の方たちからも受付を始めました。これから墨田区報に掲載されるそうですが、今、こひつじの手元にあるチラシをアップしておきます。この申し込み用紙は不要です。ご希望の方は、チラシにある問い合わせ先にお電話ください。ただし、墨田区在住、在勤に限るかもしれませんので、その辺りはお電話にてご確認ください。

今回は、アンをご存知ではない方にも楽しんでいただけるように、アンの魅力や村岡花子さんのこと、読書の楽しさなど、ベーシックなところをお話する予定です。

 

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